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焼肉と真露を味わう韓国の夜

バスが仁川に着いたのは八時近くだった。無駄とは思いながら国際フェリーのターミナルまで行ってみた。丹東行きは翌日の夕方六時出航だった。ぽっかりと一日の空白ができてしまった。やはりバスと船では、そこに流れる時間感覚が違った。ひとつの国に入国した最初の晩は、不思議な高揚感に包まれるものである。僕らの場合、これが最初で最後の韓国の夜である。夕飯を食べようと宿を出る前、H君は突然、歯を磨きはじめた。「うまいもんを食う前は歯を磨かないと」やはり料理人である。

[参考]
下関ビジネスホテルVIP南国 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad360672/

新潟市のホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/hotel/170000/NO_102334/

高知市のホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/hotel/390000/NO_101749/

脱臼に端を発した筋肉痛もようやく治まってきたようで、彼もようやく元気になってきた。入ったのは宿に近い普通の料理屋だった。豚の三枚肉を焼き、サンチェに味噌と一緒にくるんで口に放り込む。やはりいくら日本の焼き肉店が味を競っても、韓国のなにげない店の焼き肉には敵わない。酔うとわかりながらも、久しぶりの韓国だと真露という甘口の焼酎を一杯……。港の夜は更けていくのだった。