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キュートな靴の魅力には勝てない

彼女は、友人の結婚式でブライドメイドを務める際にそれを履いていくという失策を犯した。「あれは最大の間違いだったわね。だって、披露宴では隅から隅まで歩いて写真を撮らなきゃいけないでしょ。ディナーが始まる頃には、ブーツを脱いで裸足になっていたわ」。それから数日間は足が腫れて痛んだという彼女だが、そのブーツを二度と履かなかったわけでも、チュウに愛想を尽かしたわけでもなかった。「ジミー・チュウのヒールの形って完璧そのものなの。ものすごく洗練されていながら、セクシーでもある。どんな足だって、ポンドに驚くほどきれいに見せてくれるのよ」。そう、そこが重要なのだ。ファッション・アイテムにとっては、美が履き心地に勝るのである。医者たちでさえ、時々ハイヒールを履くと認めている。クレイドン博士も、仕事が終わってから外出する時にはハイヒールを履くという。「セクシーな気分になれるのがいいんでしょうね。ハイヒールを履けば、誰でもしなやかに歩けそうな気になります。歩き方が変わって、モンロー・ウォークもさらに魅力的になるわけです。脚は長く見えるし、ふくらはぎの筋肉も引き締まって輪郭もはっきりする。足首は細く、足そのものは華奢に見えますしね」。数々の恐ろしい症例を診てきたおかげで、普通の女性よりもシビアな見方をしているはずの医者でさえ、履き心地は悪いがキュートな靴の魅力には勝てない。だとしたら、私たち一般人が抵抗できるはずがあるだろうか?