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シャイな日本の男性

本来、女性のよきアドバイザーとなるべき日本の男性たちは、「宝石に無知とか、無頓着なのが美徳」と思っているかのように思えてなりません。ある意味で日本人男性の宝石に対する無知と無関心が、日本の宝飾文化を貧困にしているのではないでしょうか。カップルで店に入ってきても品物選びに積極的に参加する男性はごくわずかです。たいていは黙って見ているか、退屈そうに店内を見回しています。要するに「好きにしたら」という態度を露骨に示して、口を挟まないのが男だと思い込んでいるのでしょう。そんな同伴者と一緒では女性もゆっくりと品選びができません。「今日は落ち着いて見られないので、後日また一人できます」ということになるのがオチです。それでも一緒に店に入ってくる男性はましなほうかもしれません。車で店の前まで乗り付けても車から降りないで待っていたり、待ち合わせの時刻を決めて自分は別行動をとったりする男性すらいます。妻の宝石選びに付き合うなど男の沽券に関わると思っているのか、それとも単にシャイなのか。女性がなぜ宝石を身につけるのかを、日本の男性はまったく理解していません。女性は外見を飾りたてたり、他の女性に対する見栄で宝石をつけたりするわけではないのです。もしそのために宝石を使っているのなら、自分の弱さや足りない部分を補うとか、自分の醜さを隠すためであり、そんな姑息な手段は他人にすぐに見破られてしまいます。人が宝石をつけるのは自分の生き方を素直に表現するためなのです。